物書きだの言葉だのの話題が続きますが。
仕事で書いてるのは、コラム/エッセイで。
趣味で物語なんかを書いちゃってもいるんですが、今は恋愛モノばかり。でも、以前はファンタジーが多かったし、最近、そっちを書きたくてウズウズし出してるので、そろそろ方向転換すべきかなぁ……とは思っているんだけれども。
まぁ、それはおいといて。
物語を書くってのは、どうしても自分の経験や想いや考え方を散りばめる……というより、切り売りする行為に及ぶことが多いんですよ。
中には、全くの想像だけで書き上げる人もいるかもしれないけれど、相当の技量がない限り、読者の心に届く作品に仕上がんないんじゃないかな? なんて、生意気にも思ってみたり。
ただね、これって、困った点が2つあるんです。
1つは、そのものズバリ。
自分の想いなんかを切り売りする為に、場合によっては、見たくもないものとも対面しなくちゃいけなくなること。
これは、はっきり言って、痛い。めっちゃ、痛い!!!
まぁ、「じゃあ、そんなことしなきゃいいじゃない」って言われてしまったら、それまでなんですけどね。
2つめは、経験不足により、作品が未成熟になってしまうこと。
ストーリー展開がどうのというより、特に恋愛モノなんてね、百戦錬磨でも無い限り、思考や感情の機微が似たり寄ったりになってきてしまう。
ま、そこら辺は、PLOTを練り捲くってなんとかする訳なんですが、でもって、なんとかなっちゃうもんなんですが、こぉ、自分の中でね、誤魔化してんなぁとか思い始めちゃうと、途端に自己嫌悪の嵐。
じゃ、どうするかっていうと。
偉大な先人達の、経験豊かなお言葉から学ばせていただくんですわ。
すなわち、『格言から学ぶ、物書き講座〜!』 状態。
結構、格言集を作ってらっしゃる方がいるので、ここは有り難く楽させてもらってます。
特にね、私にとって異性の感情ってのは、まぁ、ある程度は女性と一緒なのでしょうけど、微妙な考え方の違いっていうのかな。謎な部分が多い訳なんですよ。その辺り、格言読んでると参考になりますね〜。
笑っちゃうものから考えさせられるものまで、いやはや、奥が深いっ!
その中から、お気に入りを2つご紹介。
愛する ——
それはお互いに見つめ合うことではなく、一緒に同じ方向を見つめることである。
(by サン・テグジュペリ)
三つのマッチを一つ一つ擦る夜のなか
はじめは君の顔を一度きり見るため
つぎのは君の目を見るため
最後のは君の唇を見るため
残りの暗闇は今の全てを思い出すため
君を抱きしめながら
(by ジャック・プレヴェール)
こんなかっこいい台詞で、さらっと自然にキメをかませるキャラが書けるようになりたいです。切実に!