- Saturday 10 September 2005
- Filed under: Memorandum
第62回ベネチア国際映画祭で、宮崎駿監督が栄誉金獅子賞を受賞されたそうですね~。いや~、めでたい!
宮崎監督は、ウォルト・ディズニーと並んで、心底敬愛申し上げてる方でして、自分のことのように大喜びしちゃってますよ♪
「マンガやアニメが好きなんて、子供じゃないんだから~」 と言われた経験がある海外在住日本人は多いと思うし、中には、見下すような、丸っきりバカにした言動を取られた人もいるらしい。
マンガを読んでただけで、「オタクだ」 と言われた知人もいたし (笑)
海外におけるマンガやアニメは子供向けのものばかりだということと (新聞掲載の一部の4コマを除く)、日本のマンガの質の高さを知らないからこそ発されるのだけれども、言われる側は、たまったもんじゃありません。
ただ、最近、ディズニーとジブリが提携したことで、一部の人達だけじゃなく、多くの人達に日本のアニメの良質さを認識してもらえるようになってき ているし、ディズニーやピクサー自体がジブリの影響をかなり受け、大人も楽しめるアニメを作り出そうという傾向があるので、ファンとしては、これが喜ばず にいられようか!という感じ。
知ってる人は知ってることなのだけど (当たり前)、高校から大学卒業するまでの間、ちょっとばかり声優の仕事 (アニメだけじゃないけどね) をやってた関係で、アニメというものには、色んな意味でかなり思い入れがあって。
でもって、これまた知ってる人は知ってることなのだけど (しつこい)、何を血迷ったか、ディズニーとかスクエア (現在のスクエア・エニックス) とかで働きたいと思うあまり、就職活動してみちゃったこともあったりして。
今考えてみると、元々、下手の横好きでちょこちょこイラストは描いてたのだけど、自分のスタイルというものが掴めなくてすっぱりと諦めたはずなのに、無茶苦茶なことしたなぁ、と (さっさと気づけよ…)
いやぁ、当時、関わってくれちゃった方々、スンマセン。
結局、勤務条件が合わずに就職には至らなかったものの、その後、幸いにも、ディズニーやピクサーのアニメーターさん達と親しくさせていただけてたりするので、尚更、アニメには思い入れがあって。
親しくさせていただいてる人は、アニメーターには限らなくて、ストーリーに携わってる人とか、私がやりたいなと思ったキャラデザに携わってる人とかもいる訳なんですが。
皆、宮崎監督のように、一人でも多くの人達の心に響く作品が作りたいと思って、ただただ純粋に、日々、アニメ製作に携わっている人達で。
その中の一人で、明るく気さくで、多忙な中、こんな私にも沢山の叱咤激励してくださってた人、ピクサーのストーリー部門の束ねをしていたジョー・ ランフトさんが、先月16日、旅行先で事故のために亡くなられたというニュースを、その翌日にYahoo!で知って、かなりの衝撃を受けました。
直ぐにでも追悼のメッセージを書こうと思ってたんだけど、半月経ってしまったところで、その衝撃度を想像していただけるかと…。
私が 「環境や状況に流されてないで、後悔のないように、今からでもやりたいことはとりあえず挑戦してみよう」 と思えるようになったのは、彼の助言もあったからで、公私共に尊敬する人物の一人でした。
彼は、私の拙い絵を好きだと言ってくれたんだよね。
その理由が洒落ていて、「君の心が見えるから」。
前述の通り、自分のスタイルが掴めず、常に誰かの真似としか思えない絵しか描けない自分が歯がゆくて、絵を描かなくなっていた私に、「例え、誰かの物まねだったとしても、その絵の何処かには自分らしさがあるはずだ」 と。
「他の誰でもない、自分が描いた一枚一枚が、自分のスタイルだと思って、何がいけないんだ」 と。
「君は君の思いの丈を、手段はどうであれ、クリエイトするために生まれてきたんだと思う」 と。
「迷いも苦しみも、全て、君の絵が訴えていて、それでも描くことが好きだと叫んでる君の心が痛いほど伝わってくる。そんな素直な君の心がそのまま映し出されてる絵が、僕は好きだよ」 と。
そう言って、長いこと迷い込んでいた迷路から救い出してくれたのが、彼で。
今は、イラストを仕事にしようとか、それに向かって勉強しようとかは思ってないけれど、趣味でさえも、あくまでペンを持つことを躊躇っていた私が、また気ままに描こうと思えるようになってきたのは、全て彼のおかげだと言っても、決して過言ではなくて。
絵でも物書きでもボイスでも写真でも。
とにかく、私が心から楽しんで私らしくいられる、そんな日々を送ることが、最高の彼への恩返しだと思うから。
どうか、これからの私を見ていてやって欲しい。
ジョーなら、きっと、「お前はすぐ気張るんだから。心の赴くままにいけばいいのさ」 と笑って見ていてくれると思うけど。
彼を含めて、私の大切な大切な友達である、これを読んでくれてる皆も、良かったら、そんな私を見守ってやってね。
追悼の意味を込めて。
恥ずかしいけれど、彼と出逢う切欠を作ってくれた、思い出のイラストから、2枚を載せておきます…。
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