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某女史の呟き

  • Wednesday 19 October 2005
  • Filed under: Memorandum

最近、美しくも切ない恋をしてる人と、度々、出逢う。
多分、今までだって沢山、そうゆう人達はいたのだろう。
気づかなかっただけで。

話を聞けば聞くほど、真っ直ぐに純粋に愛しい人と向かい合っていく、というのは、想像以上に勇気と努力がいることなんだと、つくづく実感させられる。
片思いなら、気持ちがそこにあるだけで成り立つけれど、恋愛は、そうはいかないから。

相手がいて、自分がいて。

そこに確実に『愛』が存在していたとしても、どちらか一方が寄りかかり過ぎたり、想いを押し付け合ってしまったり。
そんな些細なことで、もろくも簡単に崩れてしまう。

まるで、ガラスの橋を渡っているかのようだ、と、思う。

そんな危うく脆い橋の上に立つ勇気と、手に手を取りあって、橋を壊さないように落ちないように、微妙なバランスを保ち続ける為には、相当の努力が必要で。
一度でも橋から落ちてしまったことがある人は、その恐怖と痛みに恐れをなすけれど、それでも懲りずに繰り返す。

それでも人は、恋をする。

…人って、強いよね?

中には、「二度と立てない」と、橋の手前で立ちすくんでしまう人もいるけれど。

何度も何度も、悪夢にうなされて。
心は、血を流し続けて、ボロボロになって、悲鳴にもならない悲鳴をあげているのに。
泣けない。叫べない。手を伸ばして助けを求めることさえ、できない。

そんな想いが与える、底の見えない恐怖と、強烈な孤独感と。
数多の見えない手に両足を捕らえられて、逃れることができなくて。
ただ、ブラックホールに飲み込まれてくだけ。
成す統べなく、ただ引きずり込まれるだけ。

もう、絶対、この暗闇から出ることは出来ないと思ってた。
命と引き換えに、与えられた『罪』なんだ、と。
仕方の無いことだ、と。
そう、思ってた。

…彼に出逢うまでは。

今、一生に一度と断言できる恋愛をしてる。
決して、平坦な道程では無く、もしかしたら、暗闇から出ない方が、楽だったのかもしれないけれど。

でも。

差し伸べられた手を、取ってしまったから。
光の与えてくれる安らぎと暖かさを、知ってしまったから。

まだ、怖いけれど。
全身の震えが止まらない位、怖いけれど。

せめて、彼の前でだけは。

「淋しい」と、涙を流せるように。
「怖い」と、声に出して助けを求められるように。

そして…。

躊躇なく、「愛してる」と叫べるように。

幸い、絶対自分は運が良いという確信がある。

もし、ガラスの橋は壊れるものと、そう運命付けられているなら。

それなら、崩れても、2人、落ちずに済む方法を見つけてみせる。
そして、自分達の手で、橋をもっと丈夫なものに作りなおしてみせる。

冗談じゃない。

誰が従容として、運命に従ってなんかやるもんか!

※ フィクションかノンフィクションかは、皆さんのご想像にお任せします。
ちなみに、私、一応、物書きです(爆笑)

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